インビザラインGOは、前歯~第二小臼歯(奥歯を抜いた10本の範囲内)の軽度な歯並びの悪さを改善する矯正治療です。
短期間で治療を終えることができ、費用も比較的抑えられることから、歯並びの状態によってはとても良い選択肢になります。
この記事では、インビザラインGOのメリットやデメリットを詳しく解説し、費用についても説明します。
治療を始める前に知っておきたいポイントを確認しましょう。
目次
■インビザラインGOのメリット
◎費用が抑えられる
インビザラインGOは歯並びを全体的に治すインビザラインフルに比べて、費用が抑えられる点が大きな特徴です。
あおぞら歯科・こども歯科では全顎で440,000円、片顎は385,000円となります。
フル矯正の費用がおよそ1,000,000円程度になることを考えると、部分矯正を希望する方にとっては経済的な選択肢といえます。
※処置料や保定装置料などは別途かかります。
◎治療期間が短い
治療対象が奥歯を抜いた10本の範囲内に限定されるため、全体矯正よりも短い期間で完了します。
一般的には3ヵ月~6ヵ月程度で治療が終わるケースが多く、特定のイベントや目標に向けて早く歯並びを整えたい人に向いています。
※矯正期間は患者さまによって異なります。
◎目立たない治療が可能
透明なマウスピースを使用するため、治療中でも装置が目立ちません。
仕事や日常生活で矯正装置を気にすることなく過ごせるため、多くの方にとってメリットとなります。
■インビザラインGOのデメリット
◎治療対象が限定される
インビザラインGOは矯正できる範囲が限定されているため、軽度な歯並びの改善を目的としています。大臼歯の移動が必要となる矯正や重度の不正咬合には向いていません。
大幅な歯の移動や噛み合わせの調整が必要な場合には、インビザラインフルやブラケット矯正が必要となります。
◎自己管理が必要
マウスピースは取り外しが可能なため、装着時間を守るための自己管理が必須となります。
1日20時間~22時間の装着を守らないと、治療計画に遅れが生じたり、期待した結果が得られなかったりすることがあります。
装着時間を確保することが難しい、自己管理が苦手な方には不向きといえます。
◎噛み合わせ改善には限界がある
インビザラインGOは主に前歯~第二大臼歯の見た目の改善を目的としているため、噛み合わせを整える機能的な矯正効果はほとんど得られません。
噛み合わせの改善が必要な場合は、他の治療法を検討する必要があります。
■インビザラインGOが向いている方とは?
◎インビザラインGOが向いている方
奥歯を抜いた10本の範囲内の軽度な不正咬合や隙間を改善したい方、短期間で治療を完了したい方に向いています。
費用を抑えたい方、目立たない矯正治療をご希望の方にも適しており、違和感のない装着感を求める方にもおすすめです。
◎インビザラインGOが向いていない場合の選択肢
インビザラインGOの適応されない場合でも、他の矯正治療で歯並びを整えることが可能です。
ブラケット矯正やインビザラインフルは、重度の不正咬合や奥歯の矯正が必要な場合に適しています。
これらの治療法では細かな調整や全体的な噛み合わせの改善が可能で、幅広い症例に対応できます。
【自分に合った治療法を選ぶ】
インビザラインGOは、軽度な不正咬合や部分的な矯正に向いている治療法で、短期間で目立たずに治療を進められる点が大きなメリットです。
また、費用も比較的抑えられるため、部分矯正を希望する人にとって経済的な選択肢となります。
ただし、適応範囲が限られているため、治療が可能かどうかはしっかりとした歯科医師の診断が必要です。
矯正治療を始める際には、自分の症状や生活スタイルに合った方法を選ぶことが大切です。
インビザラインGOについての基本的な情報はこちらのブログでも解説しています。あわせてご覧ください。