プレオルソは、筋肉の使い方を正しくすることでこどもの歯並びの改善する矯正装置です。
プレオルソには、床矯正やワイヤー矯正、マウスピース矯正にはないメリットがあります。
この記事では、プレオルソの基本的な使い方や装着方法、使用時の注意点について詳しく解説します。
目次
■プレオルソの基本的な使い方
◎正しい筋肉の使い方へ導く装置
プレオルソは口腔周囲の筋肉を正しく使えるようにする、トレーニング器具のようなマウスピースの装置です。
筋肉の使い方が上手くいかずに口呼吸や舌の癖などが出てしまう場合、歯並びによくない影響があるケースも見られます。
プレオルソを装着し、正しく筋肉を使えるようになることで、癖が自然と改善され、歯並びが整いやすくなる効果があります。
◎就寝時と、昼間1時間〜2時間装着
プレオルソは、夜間の就寝時に装着し、さらに日中の1時間~2時間ほど装着する必要があります。
ブラケット矯正などの装着時間と比べて短いため、負担が少ないのが特徴です。
昼間の装着時には意識して会話やトレーニングを行うと、より良い結果が期待できます。
■プレオルソの効果を最大化するためのポイント
◎装着時間をしっかり確保
装着時間をしっかり守りましょう。
特に毎晩、夜間使用することが大切です。
装着時間が短い場合、トレーニング効果がうまく得られず、治療期間が延びることがあります。
◎トレーニングとして使用
プレオルソを装着したままでの会話や軽いトレーニングは、装置の効果を高めます。
装着している間に口腔周囲筋を意識的に使うことで、口周りの筋肉が鍛えられます。
日中に装着している間、保護者さまが声かけを行い、会話や口の体操を行うと効果的です。
◎正しい装着位置の確認
プレオルソが正しい位置に装着されているか確認することも大切です。
隙間がある場合は効果が下がることもあります。
装置が歯列にフィットするよう装着できているか、就寝前に確認を行いましょう。
特に、就寝時には装置が外れないように注意しましょう。
■使用時のよくある注意点
◎寝ている間に外れてしまう場合
就寝中にプレオルソが外れてしまうケースもあります。
寝相や装置のフィット感が原因であることが多いため、歯科医院に相談し、装置の調整を行うことをおすすめします。
◎装着時の違和感や痛み
プレオルソ装着時に軽い違和感や圧迫感を感じることはありますが、強い痛みがある場合は、装置が合っていない可能性があります。
この場合も、歯科医師に相談し調整を行いましょう。
◎お子さまが装着を嫌がる場合
プレオルソの装着を嫌がるお子さまもいるかもしれません。
その場合、装着を無理強いせず、少しずつ慣れていくようにしましょう。
最初は短時間から始め、慣れてきたら徐々に装着時間を延ばすことを目標にします。
◎悪癖の改善
プレオルソを使用することで悪癖の改善がしやすくなりますが、装置の使用だけでは完全な改善が難しいこともあります。
保護者さまのサポートで改善を促しながら治療を行いましょう。
◎日中の飲食後はしっかりと歯みがき
プレオルソは取り外しのできる装置で、清掃がしやすいのが特徴です。
しかし、矯正治療中はどうしてもむし歯になりやすいため、しっかり歯みがきを行うことが大切です。
特に、夜間のプレオルソの装着前に歯みがきが不十分だと、装置と歯の間に汚れが溜まってむし歯の原因になることがあります。
【正しく使って効果を得る】
プレオルソは、正しい使い方と使用方法を守ることが大切です。
装着時間を守り、適切な使用方法を継続することで、筋力を鍛えながら歯並びの改善ができます。
保護者さまのサポートで、より効果的にお子さまの歯並び改善に導くことができますので、注意深く見守ってあげたり、声をかけてあげたりしましょう。